俳優、松山ケンイチ(35)が映画「BLUE/ブルー」(吉田恵輔監督、来年4月公開)に主演することが7日、分かった。熱い思いを秘めたボクサーたちの群像劇で、ヒロインの木村文乃(33)、柄本時生(31)、東出昌大(32)の豪華な演技派が集結。勝者はいつか敗者となり、次の勝者を生むという過酷な世界観に松山は「自分は次の世代に何をつないでいくのかを考えさせられました」と役者人生に思いを重ねた。
タイトル「BLUE/ブルー」は挑戦者が立つ青コーナーの意味。努力を続け、才能があっても成功が約束されないボクサーの宿命を松ケンらオーラも備えた演技派たちが体現する。
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同作は、約30年のボクシング歴があり、リアルな描写に定評がある吉田恵輔監督(45)のオリジナル作品。松山は人一倍の情熱と努力でトレーニングを続けるも、連敗続きの瓜田を演じる。
2004年のフジテレビ系単発ドラマ「リターンマッチ~敗者復活戦~」で定時制高校のボクシング部部員を演じたが、今回は約2年かけてストイックに肉体改造。筋トレや減量などで悲壮感あふれる雰囲気を作り上げた。松山は徹底した役作りで知られ、16年公開の主演映画「聖の青春」では29歳で夭折した将棋棋士の村山聖さんを演じるため20キロも増量。今作でのリアルなボクサー体形にも注目が集まる。
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