東京の旅行会社によると、SMS認証導入後、関西の宿泊施設で複数の人物が連泊する予約が無断キャンセルされ、約7万円分のクーポンが家電量販店で不正利用された。ほかにも不正目的とみられる予約があり、同社は電子版の扱いをやめ、紙クーポンに切り替えることを検討している。
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クーポンは旅行代金の15%相当が付与され、飲食や買い物などに使える。紙クーポンはホテル、旅行会社から直接受け取るのに対し、電子版はチェックイン当日の午後3時以降、スマートフォンで専用サイトに予約番号などを入力すると発行される。
発行後に宿泊を無断でキャンセルし、クーポンだけ不正に利用する事案が相次ぎ、観光庁は11月25日からSMS認証を導入した。
クーポンの不正利用を巡っては、警視庁が神奈川県の男を逮捕。観光庁の担当者は「不正があれば警察と連携して対応する」としている。