トランプ米大統領は８日、ホワイトハウスで政府関係者やワクチンの流通を担う民間企業を集めた「ワクチンサミット」を開いた。米国で開発された新型コロナウイルス感染症ワクチンについて、米国民に優先的に接種できるようにするとの大統領令に署名した。国外への供給は「米国民の需要を賄える力があることを確認した後」としている。
日本などへの輸出に関して、ＡＰ通信は「実際にどのような影響が及ぶのかは明確でない」と指摘した。米紙ニューヨーク・タイムズは「米国内で当初の供給量が限られることへの批判に対するトランプ氏の備えで、実際の影響はなさそうだ」としている。
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開発が先行するファイザーとモデルナは米企業で、いずれも食品医薬品局（ＦＤＡ）にワクチンの緊急使用の許可を申請している。ファイザーのワクチンは「数日中」（トランプ氏）にＦＤＡが許可し、接種が始まる見通し。（共同）