旧日本軍による米ハワイ・真珠湾攻撃から79年を迎え、日米合同の戦没者追悼式典が8日、湾内にあるフォード島で執り行われた。日本の青木豊・駐ホノルル総領事、米ハワイ方面海軍司令官ロバート・チャドウィック少将ら両国の関係者が出席し、日米双方の犠牲者を悼んで黙とうをささげた。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年は規模を大幅に縮小。出席者の人数を制限し、報道陣にも公開されなかった。日米合同の追悼式典は2016年から、攻撃当日に当たる7日の前後に毎年開催されている。
日本総領事館によると、青木総領事は、米兵の遺品を使って慰霊祭を続ける静岡市の医師、菅野寛也さんの取り組みや、戦時中に日本の特攻隊員が米側により丁重に葬られた逸話に触れ、真珠湾が和解の象徴として記憶されるよう祈ると述べた。
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フォード島は当時の日本軍による激しい攻撃を受けた。現在は日本が降伏文書に調印した戦艦ミズーリが博物館として係留されている。(共同)