大阪、看護師不足病院で集団感染　４２７人感染９人死亡、新型コロナ

　大阪府は９日、４２７人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。１日当たりの数としては今月２日と並び、過去３番目に多い。４００人超となるのは２日以来７日ぶり。また７０代以上の男女９人が死亡し、重症者は前日より１人増えて１４７人となった。重症者向け病床の使用率は７１・４％。
　また感染者を受け入れている「大阪急性期・総合医療センター」は９日、新型コロナ以外の患者の入院病棟で集団感染が発生したと発表した。８日までに患者８人、医師や看護師ら職員計５人が検査で陽性となった。同センター敷地内には１５日に運用が始まる「大阪コロナ重症センター」があり、不足する看護師を全国から募集、自衛隊にも協力を要請している。

googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });

　吉村洋文知事は９日、対策本部会議を１４日に開く考えを表明。府民に求めている不要不急の外出自粛や、大阪市北区と中央区の一部飲食店に出している時短・休業要請は１５日までとしており、感染状況を見極めた上で延長が必要かどうか判断する。
　９日発表の感染者の６０・４％が経路不明だった。陽性率は８・３％で、府内の感染確認は２万３４２０人、死者は３８０人になった。