シンガー・ソングライター、長渕剛(64)が冬の自然を散策しながらギター一本で歌う無観客クリスマスライブをイブの24日に配信することが9日、分かった。
10月にはAR(拡張現実)ライブで最先端の可能性を開拓したが、今回は日本の原風景とのコラボ。長渕は本紙の取材に応じ、企画意図を「(アーティストとして)これも自然の流れかな」とシンプルに説明した。
「昔から水辺が好きで、近くでは多摩川に行ったりとか。夕焼けを見つめ、民家に日常の明かりがともると涙が出るんですよ」と明かす長渕。TBS系「CDTV ライブ!ライブ!」のサポートで収録が行われ、当日は午前3時から始動。関東某所の山森や水辺などを散策し、夕暮れまで冬の太陽を求めながら即興も交えて熱唱した。
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自然の中でギターをかき鳴らした孤高のアーティストは「空気がクリアで、ギターの音色もキラキラした。自分の心の奥底にある大事なものを並べられた気がする」と新発見の手応えを感じた。
今回は8月に約10万人が視聴した自身初の無観客配信ライブ「ALLE JAPAN」の第2弾。コロナ禍では国立国際医療研究センターの医療従事者を激励する生ライブを行うなど社会に寄り添う活動も展開した。
聖夜の思い出は「武骨なおやじが買ってきたケーキの味。もったいないから家族で少しずつ食べて、正月が過ぎても食べていた」と懐かしそう。「都会のイルミネーションも良いけど、こっちも良いよね」と自然光がきらめく自身のライブに思いをはせた。