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女優、菅野美穂（４３）が来春公開の「明日の食卓」（瀬々敬久監督）で１０年ぶりに映画主演することが９日、分かった。普通の家庭の光と闇を描いた作家、椰月美智子氏の同名小説の実写化で、菅野は高畑充希（２８）、尾野真千子（３９）とともに母親役を演じる。自身も私生活では２児の母だけに「子供への愛情と、母性の狂気を改めて見つめ直すような気持ちになりました」と心境を明かした。
育児と芝居に奮闘しているママ女優が、１０年ぶりの主演映画で“等身大”の役に挑む。
同作は、「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」で第６９回小学館児童出版文化賞を受賞した椰月氏の同名小説が原作。同じ「石橋ユウ」という名の息子を持つ３人の母親たちの物語で、ささいなことをきっかけに幸せな生活が崩れていく姿を描く社会派エンターテインメントだ。
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２０１１年公開の「ジーン・ワルツ」以来、１０年ぶりの映画主演となる菅野は、元フリーライターで２人の息子を育てる留美子役。やんちゃ盛りの息子たちを育てながら仕事復帰を目指す母親をパワフルに演じる。
私生活でも夫で俳優、堺雅人（４７）との間にもうけた長男（５）と長女（２）の母。来年１月期の日本テレビ系「ウチの娘は、彼氏が出来ない！！」などドラマでも母親役は経験済みだが、映画では初。今回の役柄について「私自身が育児中ということもあり、運命を感じる役との出会いでした。留美子を演じながら子供への愛情、母性の狂気を改めて見つめ直すような気持ちになりました」と撮影を振り返った。
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