Ｇｏ　Ｔｏ　トラベル停止の延長議論へ　コロナ分科会、１１日開催

　西村康稔経済再生担当相は１０日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症対策分科会を１１日に開くと発表した。新規感染者数が高止まりしていることを踏まえ、感染急増地域での観光支援事業「Ｇｏ　Ｔｏ　トラベル」について停止期間の延長の要否を議論する。酒類を提供する飲食店に対し、営業時間の短縮要請を継続するかどうかも話し合う。
　西村氏は１１月２５日に「この３週間が勝負」として、集中的な対策を呼び掛けた。その後約２週間が経過したが、新規感染者数は依然として過去最多の水準が続いている。西村氏はトラベル事業の停止延長などに関し「専門家の意見を踏まえて、知事の考えも聞きながら判断していきたい」と述べた。

googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });

　分科会の尾身茂会長は今月９日の衆院厚生労働委員会で、感染が急増する地域でトラベル事業を一時中止すべきだと訴えた。重症者急増で医療体制の逼迫が深刻な大阪府の吉村洋文知事も同日、トラベル事業と飲食店の需要喚起策「Ｇｏ　Ｔｏ　イート」について、１５日までとしている停止期間の延長が必要だとの考えを示した。