国連機関は常に資金不足に悩まされている。ビーズリー氏は、世界には400兆ドル(約4京2000兆円)規模の富があり「新型コロナ禍でも2兆7000億ドルの富が生み出され」ており、その一部で飢えに苦しむ人々を救えると力説。「誰が生きて、誰が死ぬかを私たちに選択させないで」と国際社会に支援を求めた。
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国連推計では世界で約7億人が飢えに苦しみ、新型コロナ拡大で状況は悪化。ノーベル賞委員会はWFPへの授賞で世界の注目が飢餓問題に集まることに期待をかける。
授賞式は新型コロナ流行の影響で大幅に規模を縮小し、ローマとノルウェーの首都オスロをインターネットでつないで実施された。ビーズリー氏はオスロには行かず、WFP本部でメダルや賞状を受け取った。(共同)