吉村知事「フルで動かす準備が整った」　大阪府、重症センターの看護師確保

　大阪府の吉村洋文知事は１１日、１５日から運用を始める新型コロナウイルス重症患者用の臨時施設「大阪コロナ重症センター」で全３０床の稼働に必要な看護師約１３０人を確保するめどが付いたと明らかにした。府は看護師の不足を受け、自衛隊から派遣を受けるほか、全国知事会などを通じて要請していた他の府県からも協力が得られた。
　吉村氏は「フルで動かす準備が整った。（派遣協力に）感謝を申し上げたい」と府庁で報道陣に語った。最初は数床程度で運用を始めるとし「現場の判断に任せるが、看護師は確保できたので、（運用病床を）増やすスピードはできる限り速くお願いしたい」と述べた。

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　府によると、１１日時点で１２０人程度を確保できた。内訳は、１１日に派遣が決まった自衛隊から准看護師を含め３人、府内の大学病院など医療機関や府看護協会から８５人程度、１３府県などから３０人余り。これとは別に府がホームページ上で７日に始めた緊急募集にも２０人程度の申し込みがあるという。吉村氏は今後も募集は続ける考えを示した。