タレントの加藤茶(77)が妻・綾菜(32)とともに12日放送のTBS系「サワコの朝」(土曜前7・30)に出演。大量吐血して救急搬送され、引退危機に陥っていたことを明かした。
「一時期は調子悪いときあったんですけど、今はすごい元気です」
夫婦で番組に登場し、笑顔で語った加藤。2006年には大動脈解離、2014年にパーキンソン症候群を患うなど大病を経験してきたが、芸能生活の危機に瀕した知られざるエピソードがあった。
パーキンソン症候群克服後の結婚4年目のこと。
「パーキンソン(症候群)が治ったんですけど、その後にまた大量の血を吐いて…」
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すぐに救急搬送され、輸血などの処置を受けたというが、医師からは「腎臓がすごい弱っている」と伝えられ、人工透析も受けることに。綾菜によると、その際「1週間透析して、来週の月曜日までに数値が全部戻らなければ、もう仕事もできない、ずっと透析をしないといけない」と宣告を受けたという。
処置を終えた後も数日間は意識がもうろうとした状態で、かける言葉が見つからなかった綾菜は、夫と志村けんさん(享年70)とのコントの動画を見せることに。毎日見せ続けるうちにうっすらと笑うようになってきたといい、徐々に意識も回復。そこで「もう一回舞台に立ちたいよね?」と問いかけてみたところ、混濁する意識の中で「もう一回舞台に立ちたい。元気になってたくさんの人に笑ってほしい」と答えたという。
その後も舞台への思いを独り言のように繰り返していたといい“期限”の月曜日には危険とされていた数値が全て正常に回復。医師から「透析しなくても舞台にまた立てますよ」と言葉をかけてもらったといい、加藤は「やっぱり頑張んなきゃと思ったんでしょうね」「死ぬまでコメディアンでいようと、そういう気になったんですね」と振り返った。