タレント、ビートたけし(73)が12日、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」(土曜後10・0)に出演。7日に肝細胞がんのため78歳で亡くなったコメディアンで俳優の小松政夫さんについて語った。
番組では小松さんが生んだギャグの数々や芸人としての歩み、盟友・伊東四朗(83)のインタビューなどを紹介した。
同局の安住紳一郎アナウンサー(47)が「たけしさんの世代のひとつ上の…」と切り出すと、たけしは「上になるんだよ」と口を開き、「小松さんがテレビのバラエティーの、時間を掛けない一発ギャグみたいな、『どーかひとつ』とかそれだけで受けて、茶の間の人気がすごい出た。で、われわれはそれを見ていて、お茶の間の人気じゃない、お茶の間に文句を言うような世代が生まれてきた」と自身の芸風に与えた影響を語った。
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続けてたけしは「小松さんの温かい雰囲気を俺らは潰そうとしていた。憎まれ口ばっかり言ってたんだ」と振り返り、さらに「萩本(欽一)さんの一般受けするいい人と、悪いたけしとっていう戦いが始まった。それからドリフターズの真面目なちゃんとしたコントと、くだらないどうしようもないひょうきん族との対決がずうっと戦ってきた」と回顧した。
安住アナが「小松政夫さん、伊東四朗さんのギャグの反動でたけしさんの世代の憎まれ口のギャグができてきた」と補足すると、たけしは「(小松さんたちは)子供から大人まで笑えるギャグをやるから。俺らはわかっている奴しか笑わなくていいんだっていうのをやっちゃったんで」と話した。