加藤勝信官房長官は14日午前の記者会見で、東京都と名古屋市を目的地とする観光支援事業「Go To トラベル」を一時停止する方向で調整に入ったことについて見解を表明する。同日夜に新型コロナウイルス感染症対策本部を首相官邸で開催し、詰めの協議を行う。愛知県の大村秀章知事は会見で「感染状況などの客観的なデータに基づき、真剣に検討していく」と述べた。
国内での新型コロナの新規感染者は12日に過去最多の3千人超を記録。医療現場の逼迫への懸念が深まっている。トラベル事業では、政府の新型コロナ感染症対策分科会が、感染拡大が続く地域での見直しを提言。政府筋は、トラベル見直しに向けて調整を始めたことについて「専門家の意見を尊重しようということだ」と述べた。
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関係者によると、都は今月17日までとしている酒類提供の飲食店やカラオケ店に対する午後10時閉店の営業時間の短縮要請を来年1月11日を軸に延長する方向。トラベル事業の一時停止期間を含め、政府と調整を続けている。