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歌手で俳優、杉良太郎（７６）が１４日、東京都内で団長を務める警察庁プロジェクトチーム「ストップ・オレオレ詐欺４７～家族の絆作戦～」（ＳＯＳ４７）の決起集会を行った。この日はＡＫＢ４８など５グループの新加入を発表。地域や家族を支える若者への啓発活動を重視する杉は「若い人の意見をたくさん取り入れたい」と期待した。一方、同席した小此木八郎国家公安委員長（５５）は杉に「ずっと続けてほしい」と“終身団長”就任を要請した。
特殊詐欺による１月～１０月末までの被害総額は２２１億３０００万円。ＳＯＳ４７の活動もあり、昨年同時期比で３８億７０００万円減だが、杉は「社会情勢に合わせて、私たちも『なるほど』と思う巧みな話術で仕掛けてくる」と警戒。コロナ禍の不安や年の瀬ムードに乗じた手口に注意を呼びかけた。
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ＳＯＳ４７は２０１８年に発足。「家族の絆」をテーマに被害防止を訴えている。杉は警察庁ナンバー２の特別防犯対策監として陣頭指揮にあたり、妻の歌手、伍代夏子（５８）らほかのメンバーは特別防犯支援官として活動する。
この日は決起集会が行われ、小此木国家公安委員長らが出席。ＡＫＢ４８など５グループが警察庁から同支援官を委嘱されたと発表した。
杉は「志を同じくする新しいメンバーを加え、広く啓発活動を展開したい」と決意表明。今年はコロナ禍で活動が制限される中、メンバーと勉強会を開き、より効果的な活動を研究。詐欺の標的となる高齢者に注意喚起するには孫など身近にいる若者の防犯意識が重要と判断し、全国的に若者の支持が高いＡＫＢグループに協力を要請した。
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