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2018年の「第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞のパルム・ドールを受賞した映画「万引き家族」で注目を集めた子役、佐々木みゆ(9)が女優、吉永小百合(75)主演の映画「いのちの停車場」(来年5月21日公開)に出演することが16日、分かった。キーパーソンとなる小児がんを患う少女役で登場。本紙の取材に「身内ががんになったことがあるので、大変さや周りの人の気持ちは分かる」と語り、実体験を重ねて難役に向き合った。
名匠、是枝裕和監督(58)と女優、樹木希林さん(享年75)のコラボで世界を席巻した「万引き家族」から2年。
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第38回モントリオール世界映画祭で2冠に輝いた映画「ふしぎな岬の物語」の成島出監督(59)と小百合の再タッグ作「いのちの停車場」に名子役が登場する。
同作は、小百合演じる医師・咲和子が終末期患者やその家族に向き合う物語。みゆは余命いくばくもない小児がんを患う若林萌を演じる。
胃がん経験者の成島監督が今年6月、子役約30人の映像を見て、「みゆちゃんの感情豊かな表情を見て、キーパーソンとなる若林萌役を演じきれる」と確信して抜てき。今夏に出演を依頼した。
9月の撮影を前に、成島監督から「本当にがんの子の気持ちになってね」と萌像を託されたみゆは「苦しさとか悲しさとか、死んじゃうって分かっているから切ないかな」とイメージ。
昨年、身内ががんを患ったことを明かし、「大変さや周りの人の気持ちは分かるんです。がんになった気持ちは分からないんですけどね。多分、つらかったと思います」としみじみ。役作りのために髪を40センチ切り、眉を剃りカメラの前に立った。
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