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フジテレビは１９日午後３時３５分から「未解決事件ＳＰ 世田谷一家殺人事件 ２０年目のスクープ～３つの影を持つ男～」（関東ローカル）を放送する。
２０世紀最後の日となる２０００年１２月３１日に発覚した凄惨な事件。東京・世田谷区上祖師谷の一軒家に暮らしていた宮澤みきおさん（当時４４歳）、妻の泰子さん（同４１歳）、長女・にいなちゃん（同８歳）、長男・礼君（同６歳）の一家４人が惨殺された。
世間を震え上がらせた事件は、未解決事件として今月で丸２０年という大きな節目を迎える。
番組では、捜査の指揮を執った警察幹部や捜査に関わった法医学者ら複数のキーマンに一昨年７月から取材を重ねてきた。そこで、公にはされていない犯人のＤＮＡ鑑定の結果と２０年目にして行われた新たな鑑定結果が示すのは、犯人の意外なルーツだった。凶器の包丁を包んだハンカチの特殊な巻き方も犯人の出身地に関わる可能性があった。
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事件解決に執念を燃やす元捜査指揮官３人が確信をもって描くそれぞれの犯人像…。金を狙った残忍な物取り、一方的な恨みを抱く人物、それらを断じ想定外の動機を持つ想定外の人物を挙げる。
また、精神科医の一人が初めてメディアに証言。当時推定した犯人像を明らかにする。
さらに、宮澤さん宅の事件直後の現場を実物大で再現する一方で、番組では前日３０日午後１１時半の事件現場の周辺状況を１９年後の昨年（１９年同日同時刻）、克明に再現。捜査本部が今なお重要視する目撃情報として同時刻に宮澤さん宅方向から飛び出してきた不審な男の事件への関与の可能性を検証する。
同局の成田一樹プロデューサーは「ご遺族の宮澤節子さん（みきおさんの母）の自宅に伺い、この２０年間電話の前で犯人逮捕の連絡を待ち続けているという話をお聞きし、ご遺族の計り知れない悲しみを感じた。番組をごらんになった方々には今一度記憶を呼び戻し、捜査本部に情報をお寄せいただき、一日も早く事件が解決してほしいと思う」と語った。