東京都は17日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、4段階で示す医療提供体制の警戒度を最高レベルの「逼迫している」に初めて引き上げた。都内では同日の新規感染者が2日連続で過去最多の822人となった。国内の感染者も3100人超で過去最多を更新し、各地で病床逼迫への懸念が強まっている。
東京都の小池百合子知事は17日午後に臨時記者会見を開き、医療提供体制の状況に「これまで以上の危機感を持つ必要があり、今こそ命を守る観点で共有したい」と述べ、「年末年始コロナ特別警報」と銘打ち、感染拡大防止を呼び掛ける考えを示した。
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現在確保している計3000床の病床については、重症者用が50床増の250床、中等症以下用が950床増の3750床の計4000床とするよう医療機関に要請したと説明。
感染者の宿泊療養は新たに1施設を開設して計10施設の4000室を用意し、対象の年齢は従来の65歳未満から基礎疾患のない70歳未満に引き上げる方向で検討するとした。