国内の累計感染者が5万人になったのは、1例目の公表から207日後だった。それから80日で10万人を超え、さらに33日で15万人を突破。その後、わずか20日で20万人を超えた。
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この間、大きな流行の波を3度経験した。第1波を含む3~5月の感染者数は約1万7000人で、第2波を含む7~9月は約6万5000人に拡大、第3波を含む10~12月は12万人近くと大きく増えた。
12月の都道府県別の感染者数を見ると、大都市を抱える東京、大阪、神奈川、愛知で半数を占める一方、他の地域でも1日当たりの感染者が過去最多となるケースが相次ぐ。厚生労働省に対策を助言する専門家組織の脇田隆字座長は「人口規模が大きいところで感染拡大し、それに続いて地方での拡大が見られる。大都市で抑制しないと地方での感染制御が困難になる」と危機感を示す。