1967年5月の初回放送から2004年9月まで日本テレビ系「笑点」に出演していた林家こん平さんの訃報に同番組メンバーが惜別のコメントを寄せた。ともに座布団の上で大喜利を披露していた三遊亭好楽(74)、三遊亭円楽(70)、三遊亭小遊三(73)は、楽しかった“兄貴”の人柄をしのんだ。
この日、訃報を知った好楽は、前座時代から交流があったこん平さんの死に肩を落とした。本紙の取材に「兄貴が亡くなった気分だよ。一緒に旅(公演)に出たり、家に何度も飲みに来てくれたり。ずーっと一緒だったから。語り尽くせない」と声を振り絞った。
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ともに青春を過ごした日々を振り返り、「兄さんには、落語家は明るく楽しくするもの、困ったことがあっても笑うこと、義理人情を大切にすることを言葉じゃなくて、手本で見せてもらった」と無言の教えに感謝。酒豪だったこん平さんの一面については「夜中に兄さんが家に来てくれたときは、寝た子供たちも起こして家族で楽しんだ。あるとき、家から100メートル先の駅へ向かうために呼んだタクシーに帰りたくないのか乗らなくて、メーターが6400円になったことも。夜がしらじらと明けてたよ」となつかしんだ。