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お笑いコンビ、爆笑問題の太田光(55)が、日大芸術学部に裏口入学したとする週刊新潮の記事で名誉を毀損されたとして、発行元の新潮社を提訴した訴訟の判決公判が21日、東京地裁で開かれた。太田側は約3300万円の損害賠償と謝罪広告を求めていたが、同地裁は440万円の支払いなどを命じた。太田は記者会見し、判決について「ある程度納得。この出来事は芸人にとってネタになる」とコメント。一方の新潮社は即日控訴した。
東京都内のホテルの会見場。太田はまず、前日20日の「M-1グランプリ」決勝に進出した後輩のお笑いコンビ、ウエストランドについて「何の痕跡も残せなかったことをおわびいたします」と謝罪。痛恨の表情を浮かべて報道陣を笑わせると、判決内容について「名誉毀損は認めてもらった」と一定の評価をした。
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太田側は2018年、虚偽の記事を週刊新潮に掲載されたとして新潮社に約3300万円の損害賠償と謝罪広告を求めて提訴。同年10月に第1回口頭弁論が開かれ、双方の弁護士による和解交渉も行われたが、今年10月には太田が初出廷し、証言台に立った。
記事では12年に死去した父、三郎さん(享年83)が反社会的勢力と関係があり、大学側に800万円を渡したなどとしている。これについて、地裁は判決で「十分な検討や裏付け取材を行ったとは言い難い」と指摘した。太田は会見で「今、おやじはいないし、絶対に潔白とはいえない。でも、ヤクザにペコペコするような人ではない」と真剣に訴えた。
地裁は440万円の支払いとインターネット上の記事削除を命じた。だが、謝罪広告については「メディアを通じて被害の回復を図ることは一定程度は可能」と指摘し、認めなかった。
太田は「法廷では(裏口入学が)認められなかったとテレビやラジオで一生言わせていただく。それでトントンかと」と説明。「自分のカッコ悪いところも含めて、この出来事は芸人にとってネタにできる」とも強調。20年前に相方、田中裕二(55)が受けた睾丸摘出手術と結び付け「田中のこのネタでどれだけ稼いだか」と笑わせた。
一方、新潮社側は即日控訴。一審でも証拠として提出し、太田が滑り止めの「横浜放送映画専門学院」と記載している進路先リストなどを根拠に「さらに主張を深め、真実性を立証したい」とコメントしている。