海老名香葉子さん、こん平さんの思い出を“手紙”に「天国で師匠!と言って甘えていることと思います」

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海老名香葉子さん、こん平さんの思い出を“手紙”に「天国で師匠!と言って甘えていることと思います」
海老名香葉子(左)、林家こん平さん(2009年3月8日)【拡大】

 落語家、林家こん平(本名・笠井光男=かさい・みつお)さんが17日午後2時2分、東京都内の自宅で誤嚥性(ごえんせい)肺炎のため死去したことが21日、分かった。77歳だった。19日に家族葬を執り行い、この日発表された。
 林家こん平さんの師匠で1980年に他界した初代林家三平さんの妻でエッセイストの海老名香葉子さん(87)も悲しみに暮れた。62年にわたりまな弟子を見守ってきたおかみさんは、報道各社に思い出をつづった“手紙”を送付。「天国で師匠!と言って甘えていることと思います」と師弟の再会を信じていた。

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 以下全文
 ここに謹んでご報告申し上げます
 予てから療養中で居りました林家こん平が旅逝っていきました
 十五才の時 新潟から初代林家三平の五番目の弟子として内弟子となり、修行中は一直線の真っ直ぐな子で、前座時代師匠方によく気のつく先きが楽しみと言われた子でした 世帯を持ちテレビに出始め初のレギュラー笑点にて人気者になりました どんなに忙しくなっても必ず毎日顔を出すか電話を入れる子でした
 四十年前 師匠が亡くなって一門結束してこん平を頭にして守って頑張ってくれました 三十七才にて大勢の先頭に立つ身になり波風 風当たりに戦っていたので酒浸りで暴れて皆様にご迷惑をかけたことと思いますが私にはおかみさんが歳をとったら僕が面倒みますからね と何度も言って優しい子でもありましたがお酒が入ると手こずりケンカでした でも私に寄り添って一門を支えていたのも確かです
 いよいよ芸風も笑点のお蔭でチャランを全国の皆様に知って頂けるようになりました
 矢先 六十一才の時、病魔に襲われ闘病し見事な快復をみせましたが 全快をみせずに老いた私を置いて逝ってしまいました
 闘病中献身的に看病してくれた三女紫保さん 直弟子うん平、ぼたんに感謝せずにいられません 十六年の病と戦い安らかに旅逝ちました
 林家を守り貫けたのもこん平の力大です
 六十二年間の林家の門下生として立派に尽くしてくれたことを誇りに思います
 でも老いた私より先に逝くなんて哀しいことです 天国で師匠! と言って甘えていることと思います
 日本中の皆様にご親切を沢山頂きまたご迷惑をおかけしたこともあるやと存じます
 どうか許してやって下さい
 長い間 ご贔屓下さいました皆々様にお礼を心から申し上げます
     海老名香葉子      (原文ママ)

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 海老名香葉子さん、こん平さんの思い出を“手紙”に「天国で師匠!と言って甘えていることと思います」