飲食業倒産、年間最多に　新型コロナ流行で外出自粛

　東京商工リサーチは２３日、２０２０年の飲食業の倒産（負債額１千万円以上）が２２日時点で８１０件となり、年間の最多件数を更新したと発表した。新型コロナウイルス流行で外出自粛の動きが広がり、経営が行き詰まる事例が相次いだ。
　業種別では、日本料理店やラーメン店などの「専門料理店」が１９８件で最も多く、「食堂、レストラン」（１８６件）、「酒場、居酒屋」（１６８件）が続いた。全都道府県で倒産が確認され、大阪府の１４９件が最も多い。
　これまでの年間最多件数は東日本大震災により景気が冷え込んだ１１年（８００件）だった。

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