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俳優、永山瑛太(37)がNHK正月時代劇「ライジング若冲(じゃくちゅう)~天才 かく覚醒せり~」(来年1月2日放送、後7・20)でダブル主演の歌舞伎俳優、中村七之助(37)と性別を超えた深い愛情を体現する。永山は本紙の単独取材に応じ、撮影ではアドリブで唇と唇が触れそうになる距離まで接近したことなどを告白。来年はコロナ禍の閉塞(へいそく)感を踏まえ、「皆さんの心の逃げ場所になるような演技をしたい」と約束した。
「ライジング若冲-」では、僧侶役に初挑戦。りりしい剃髪姿を披露する永山は「かつらは時代劇で慣れていますが、実際に坊主も良いかも」と、お気に入りの様子だった。
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同作では七之助が江戸時代の天才画家、伊藤若冲を熱演。永山は若冲の理解者で僧侶・大典を演じ、幻想的でカラフルな色彩の最高傑作「動植綵絵(どうしょくさいえ)」の秘話などに迫る。
初共演の七之助は「男性の方に使っていいか分からないけど、妖艶さを感じる。器の大きさもありドキドキ感を覚えた」と説明。若手女形の筆頭格に魅了されていた。
若冲と大典は初対面でひかれ合い、尊敬や憧れなど深い絆で結ばれていく。「この人をつかんで離したくないという心情と(作品を)世に送り出したいという思いを表現するために、あえてものすごく顔を近づけて、唇と唇がくっつくんじゃないかみたいなところで演技をした」と告白。その場面の台本には「手を強く握る」としかなく、永山はアドリブで愛情を表現した。
「たまにやりすぎて撮り直しもあった」と苦笑いしたが、「BL(ボーイズラブ)という見方をしていただいても良いし、誰もが楽しめるエンタメ作品に仕上がっています」とアピールした。
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