昨年11月の問題発覚以降、安倍氏は首相として事実関係を重ねて否定していたが、国会答弁が虚偽だったことになり、政治責任を問われるのは必至だ。安倍氏は国会招致要請に応じて経緯を説明するとしている。
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夕食会は2013~19年に毎年1回、東京都内の二つのホテルで開かれた。19年までの5年間でホテル側への支払総額は計約2300万円。参加者の会費との差額900万円余りは、安倍氏が代表の資金管理団体「晋和会」が穴埋めしたとされるが、夕食会を主催した「安倍晋三後援会」や晋和会の政治資金収支報告書に記載はなかった。
関係者によると、安倍氏は今月21日、特捜部の任意の事情聴取に「知らなかった」と不記載への関与を否定。一方、配川秘書は差額分を補填し、政治資金収支報告書に記載していなかったことを認めていた。