海宝直人 1月の舞台「イリュージョニスト」で主演 三浦春馬さんへの思い

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録しませんか!

オタクエンタメニュースです!
アイドルからアニメや声優、マンガ、ゲームを網羅するオタクのニュースを配信しています。
気になる話題のニュースや芸能の最新ニュースを掲載中!

今回の最新ニュースはこちらです!!

海宝直人 1月の舞台「イリュージョニスト」で主演 三浦春馬さんへの思い
 「ミュージカル界の宝」と人気のミュージカル俳優、海宝直人(32)が来年1月、新作ミュージカル「The Illusionist―イリュージョニスト―」(東京・日生劇場、1月18~28日)に主演する。当初、今年7月に急死した俳優、三浦春馬さんが主演予定だったが、関係者の協議の結果、海宝主演で再始動する。作品への意気込みと三浦さんへの思いを海宝が熱く語った。

海宝直人

■悩んだ末の決断
 伸びやかで澄んだ歌声がファンのハートをわしづかみ―。物語は19世紀末、栄華を極めながら斜陽下にあったハプスブルク帝国のウィーンが舞台。海宝演じるイリュージョニスト(幻影師)のアイゼンハイムは興行主ジーガ(濱田めぐみ)と共に世界中を巡業する中、ウィーンでかつて恋心を寄せ合った公爵令嬢、ソフィ(愛希れいか)と再会する。しかし、彼女はオーストリア皇太子レオポルド(成河)の婚約者となっていた。ひそかに逢瀬を重ねるアイゼンハイムとソフィだが、その密会を知った皇太子は、怒りのあまり剣を手にソフィの後を追う…。

googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });

 海宝は、当初皇太子役を演じる予定だっただけに、複雑な思いもあったのではないか。
 「本当に悩みました」と胸の内を明かすが、プロデューサーとの話し合いでも、「このまま予定通りに上演するのは厳しいんじゃないか、という話になりました」と語る。しかし、演出のトム・サザーランド氏が、「迷いなく、『この作品をやる』とおっしゃったんです。世界初演のプレミアになるこの作品をちゃんとした形で届けたい、という演出家としての強い意思を示された。そして、『もし(アイゼンハイム役を)受けてくれたら、本当にうれしい』とも言っていただきました」と振り返る。昨年、上演に向けて行われたワークショップで三浦さんと会った際には「彼の(エンターテインメントへの)愛はびしびしと感じていました。それならば、中止するのでなく、できる限りいい形で作品をお客さんにお見せすることが、春馬さんの思いでもあるんじゃないか、と。不安もありますが、自分にできることなら、やれるだけやってみるべきだと思いお受けしました」と決断への思いを語る。
■作品に誠実に向き合う
 演じる役が変わったことで、気持ちの中での変化はないのだろうか。
 「さまざまな経緯はありましたが、やるべきことは変わらないですし、何よりも演出のトムさんのスタンスが、何も変わっていない。日本初演の作品を作って、お客さんに届ける。それだけです。もちろん、カンパニー一丸となって春馬さんの思いも一緒に作品を作りますが、今までとやることは変わらないかなと思っています。余計なことを考えず、作品に誠実に向き合っていこうというのが今の思いです」

海宝直人

■25周年アルバムではあの歌声も
 また、12月にリリースされた、デビュー25周年記念アルバム「Break a leg!」では、ボーナストラック含め、珠玉のミュージカルの名曲11曲を表現力あふれる歌唱で歌いこなしている。
 「タイトルは、舞台に出る前に『グッドラック!』という意味でかける言葉です。こんな時代だからこそ、元気づける掛け声、勇気づける掛け声は必要だと思うし、単純に響きもいいですよね(笑)。皆に寄り添って、思いを共有し、少しでも元気になってもらえたら…」とタイトルに込めた思いを説明する。アルバムでは、おなじみのミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」や「ジーザス・クライスト=スーパースター」などからの曲もあるが、「ぼくはコンサートでも日本でまだ上演されていない作品の曲を歌ったりしますが、このアルバムからも、そうしたすばらしい楽曲を知ってもらえる機会になったら光栄です」と胸を張る。子役として活躍した劇団四季のミュージカル「ライオンキング」から「早く王様になりたい」が収録されているが、「やるからには、当時のキーじゃないと意味がないと思っていました。もし、お手元に旧盤の『ライオンキング』のCDがあったら、聴き比べていただけたら」と笑う。
■新たな年に…
 海宝にとっても今年は、ほとんど舞台に立てない1年だったが、「その分、コンサートをやらせていただき、自分を見つめ直す機会となりました。そういう意味では貴重な1年でした」と振り返り、「そこから得た経験や思いは、このアルバムにギュッと詰めました」という。そして、年明けには「イリュージョニスト」ほかの舞台公演が待つ。いずれも「チャレンジしがいのある作品ですし、日本のお客さんに見てもらいたい。頑張りますので、ぜひ、楽しみにしていてください!」とメッセージを送ってくれた。
海宝直人(かいほう・なおと)
1988年7月4日、千葉県出身。32歳。7歳で劇団四季「美女と野獣」でデビュー。99年、同劇団の「ライオンキング」で初代ヤングシンバに抜擢され同役を3年間務める。2016年、同作品でも大人シンバを演じ、同一キャラクターの子供と大人を演じて話題に。主な出演作は「ファントム」「ノートルダムの鐘」「アラジン」など。「イリュージョニスト」のほか「アリージャンス~忠誠~」「王家の紋章」などに出演予定。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 海宝直人 1月の舞台「イリュージョニスト」で主演 三浦春馬さんへの思い