仕事と育児、家事の両立を頑張る男性をたたえる「スーパーダディアワード２０２０」が発表され、イシイのハンバーグで知られる石井食品の石井智康社長（３９）が受賞した。
２０１７年はサッカー元日本代表でＪ２東京ヴェルディのＦＷ大久保嘉人（３８）、１８年は書道家の武田双雲氏（４５）、１９年はラグビーＷ杯で日本の初の８強進出に貢献したＰＲ中島イシレリ（３１）が受賞している。
石井氏は「賞の名に恥じないよう仕事、家事、育児それぞれ頑張っていこうと思います」と喜びを表現。１９年１１～１２月の約１カ月間、同社社長としては初めて育休を取得し、育休明けも家族が病院に行き不在の際は抱っこひもで子供を抱いて出社。石井氏は仕事の合間に手際よくおむつを替え、ミルクを飲ませていた。その様子を同社公式ツイッターに投稿すると、２万８０００以上の「いいね」が集まり話題となっていた。
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選出理由についてＮＰＯ法人・スーパーダディ協会の高橋一晃理事長は「会社を仕切るリーダーである石井社長の行動力は、父親による子育ての後進国である日本に一石を投じたことは間違いありません。石井社長には男性の積極的な子育て参加のリーダーになっていただきたいと期待しています」とコメント。
これに石井氏は「育児や家事に時間を費やすほど、その難しさと大変さを思い知ります。でも、だからこそ、仕事か育児という対立軸ではなく、どちらも良い影響があるように取り組んでいきたいですし、多くのお父さん、お母さんとともにさまざまな方法を模索していけたらと思います」と決意していた。