南ア、コロナ変異種で反論　感染力強さ「証拠なし」

　新型コロナウイルスの変異種を巡り、南アフリカのムキゼ保健相は２５日までに声明を発表し、英国のハンコック保健相が同国で広がる変異種よりも南アで見つかったタイプの方が感染力が強いと示唆したことに「証拠がない」と反論した。
　声明は２４日付。ムキゼ氏は、南アの変異種の性質は分析段階で、感染力や毒性の強さは現時点では評価できないと主張。より危険との見解が既に流布されているとして「懸念を覚える」と苦言を呈した。
　ハンコック氏は２３日の発表で、英国で急速に広がる変異種よりも「感染力が強い」別の変異種の国内感染例が確認されたと明らかにし、いずれも過去数週間に南アから来た人と接触があったケースだと説明していた。（共同）

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