紅白歌合戦ハプニング史 70年の歴史彩った“珍事件”

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紅白歌合戦ハプニング史 70年の歴史彩った“珍事件”
 今年71回目を迎えるNHK紅白歌合戦。この大みそかの風物詩は1951年1月3日、正月のラジオ番組としてスタートした。53年の第4回から大みそかのテレビ番組としての放送になったが、生番組だけに想定外のハプニングに見舞われることも。紅白の長い歴史を彩ってきた数々の“事件”を当時の紙面とともに振り返る。※文章は当時のサンケイスポーツ掲載当時のまま 写真は資料写真
■仮面ライダー!?(第37回 1986年)

 ベテラン加山も大舞台にあがる? 白組キャプテンの加山雄三が開始早々の少年隊の登場シーンで曲名をまちがえるハプニングを起こした。今年の大ヒット曲の「仮面舞踏会」を「仮面ライダー」とやったもの。実は少年隊は、特製の衣装でマント姿から仮面ライダーばりの革ツナギスーツに早変わりすることになっていたため、どうもこれが加山の頭に残っていたようだ。「加山雄三ショー」で司会に慣れているはずの加山だが、あまりのユーモラスなミスに客席は大爆笑。加山は苦笑いだった。

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■露出大賞だ!とんねるず(第42回 1991年)

 今年の“露出大賞”はとんねるずに決定!! 「衣装は小林幸子には負けない」と豪語していたが、まさかこんな奥の手を使うとは…。全身を石橋貴明が白、木梨憲武が赤で統一して登場したが、実際に身につけていたのはカツラとパンツと靴だけ。あとは宮沢りえもぶっ飛びのスッポンポンだった。
 NHKを恐れぬ大胆不敵な快挙。が、フォローも忘れない。「受信料を払おう」と背中に書いた文字を披露。とはいえ、今回はおろか歴代最高露出度の記録は永久不滅に輝く!? 歌い終えたあと2人は「紅白をイメージした衣装。パンツは2人で800円。紅白史上、一番安い衣装代でしょ」と笑い飛ばしていた。
■コンドームネックレス(第43回 1992年)

 大みそか夜に東京・渋谷のNHKホールで行われた第43回「NHK紅白歌合戦」に初出場した本木雅弘が生放送のステージにコンドームで作った首飾りをつけて登場。さらにズボンのファスナーをゆるめ、尻の割れ目まで見せるパフォーマンスをみせ、お茶の間をビックリさせた。本人は「自分なりにエイズ撲滅のメッセージを伝えたかった」と感想を語っていたが、ヌードを披露した経験のある本木らしい“演出”だった。
 クリーム色の衣装でステージ中央に立つ本木。その上半身には白い液体が少し入った9つのコンドームをつなぎ合わせた“首飾り”がさがっていた。
 場内は最初、何のことだか気づかない人も多かったようだが、やがてそのものズバリと分かると一部でざわつき始めた。本木は間奏でズボンのベルト、ファスナーをゆるめて、尻の割れ目を半分ほど露出。そのままステージ後方に置いたコンドームを思わせる巨大な風船を持ちあげ軽やかにダンスを踊って締めくくった。
 ステージを終えた本木は「エイズ撲滅をボクなりに伝えたかったんです」。白い液体について聞かれると、「精子です」と答えニヤッとした。
 今回のパフォーマンスについてNHK側には「エイズ撲滅について何かメッセージを伝えたい」との意向は伝えていた。が、それをどんな形で表現するかはギリギリまで決まっていなかったという。が、それは口実で、本人も秘密にしていた部分もあるようだ。
 実は本木のパフォーマンスについて、30日の段階で紅白スタッフの一部の間で「モッくんが、あした(31日)の本番で何か面白いことをやりそうだ」との話が出ていた。出場曲「東へ西へ」がBGMで流れるCMで見せている縄とび説、映画「シコふんじゃった。」で相撲部員を演じたことから、力士のように回し姿で出てくるのでは…との見方もあった。
 この日午前行われたカメラリハーサルでも、本番とは別の衣装ながらズボンのファスナーをおろすマネをしていたことから、スタッフもある程度は予測していたようだ。
■“停電” 小林幸子(第43回 1992年)

 5カ月の製作期間をかけ6万2500個のLED(発光ダイオード)を埋め込んだ“電飾衣装”を披露する“予定”だった小林幸子にとんだハプニングが起こった。
コンピューター制御の故障で衣装の羽の部分のLEDが全くつかず、大失敗。「何のために半年間頑張ってきたのか-。一番恐れていたことが起きてしまった」と関係者ら全員ガックリ肩を落とす。小林自身は故障に気付かなかったらしく、「まだ本人は分かっていないですが、(VTRを見たら)本人が一番ショックだと思います」(事務所関係者)。
■松本明子“初出場” (第45回 1994年)

 タレントの松本明子がラストの「蛍の光」の合唱隊に加わって紅白初出場。これは日本テレビ系「いけ年こい年」(31日後11・45)の企画で実現。
■全裸スーツ (第57回 2006年)

 「第57回NHK紅白歌合戦」が12月31日、東京都渋谷区のNHKホールで行われ、ハプニングが続出した。開チン宣言で注目されたDJ OZMAは本人の露出度よりも女性バックダンサーの“全裸”で驚かせ、抗議や問い合わせの電話が同局に殺到。本番中に三宅民夫アナウンサーが謝罪を行う異例の事態となった。
 NHK開局以来、初のおっぱいポロリか? ブラウン管の前の誰もが、1度は目を疑った。
 問題のシーンは、DJ OZMAが歌う「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」の2番に突入する午後10時22分過ぎだった。金色に輝くリオのカーニバル風衣装を身につけた20人の女性ダンサーが突然脱ぎだした。
 ブラジャーやパンティーまで脱ぐ凝った演出で、お茶の間も公共放送のNHKでまさか!? と一瞬、目を疑ったに違いない。ただ、目を凝らすと、バストトップまでリアルに描いてはいるものの、バストや腹筋のラインをわざわざ入れるなど、肌色のボディースーツの上からヌードの絵を描いたものと分かるものだった。
 しかし、NHKにはやはり抗議や問い合わせの電話が殺到。「あの衣装は子供の見ている時間にはふさわしくない」「ふざけすぎ」といったものなど、午後11時45分までに計252件あった。本当の裸と勘違いした視聴者もいたという。
 そこで同局では30分後の同10時52分、徳永英明が歌い終わった後に三宅アナが登場し、「さきほどのDJ OZMAのバックダンサーが裸ではないかという問い合わせがありましたが、ボディースーツを着用していました。誤解を与える結果となり、申し訳ありませんでした」と謝罪。結局この時間ロスが響き、審査結果発表が大幅に短縮されてしまった。
 OZMAは終了後、報道陣に囲まれ「リアルに作りすぎたかな。でも、見てくれないと意味がないから」とぽつり。その横を司会の中居正広が通りがかり、「ちゃんとフォローしとけよ」と苦言を呈した。
 ただ、OZMAは「北島先生から『うまくいったな』と肩を叩かれ、器の大きさを感じました」と凝りてない様子。北島も「俺は隠れていたからちゃんと見ていなかったよ」と苦笑い。
 果たして、ここまで騒動を起こしたことが功を奏してアゲ♂アゲ♂視聴率といきますか。
■サプライズ卒業発表 (第64回 2013年)

 「第64回NHK紅白歌合戦」が31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、総勢51組が出場。AKB48の大島優子がグループからの卒業を電撃発表した。2013年のAKB最大級のサプライズに場内からはどよめきが巻き起こった。
 2013年のAKB48を締めくくる紅白の舞台。メドレー1曲目「恋するフォーチュンクッキー」を歌唱後、大島がマイクを握った。
 「この場をお借りして言いたいことがあります」と切り出し、「私、大島優子はAKB48を卒業します」と宣言した。場内はどよめき、メンバーはぼう然。総監督の高橋みなみは一大決心を察していたかのように、大島が口を開く前から涙していた。
 続けて「感謝の気持ちを込めて歌わせていただきます。そして、来る2014年も48グループの応援をよろしくお願いします。AKB48、2013年の歌い納めです。紅組盛り上がっていくぞー!」と明るい笑顔で「ヘビーローテーション」をセンターで歌い踊った。
 2006年にAKBに加入した大島は「変幻自在のエンターテイナー」の異名を持ち、卒業した前田敦子と双璧をなす人気メンバーに。前田卒業後、グループの看板となった。
 昨年は同期の秋元才加が卒業し、宮澤佐江が中国・上海のSNH48専任に。秋元ら創成期をともした仲間を送り出した昨夏の5大ドームツアー直後、喪失感を口にした。
 最近は女優業も多忙を極め、体調不良が続きファンから心配の声があがっていた。前日30日のリハーサルでも体調が思わしくない様子で、一大決心をした心境の表れだったのか。ステージ上では司会の嵐に“真相”を問われて、「すみません急で。これからはソロで大島優子として活動していきます」と頭を下げた。
 紅白終了後、報道陣を前に「本当に晴れやかな気持ち」と笑顔。「前々から卒業することは考えていた。これが紅白最後なんだろうなって思い、直前に秋元さんにお話しさせていただきました」と総合プロデューサーの秋元康氏)に事前に知らせていたと告白した。
 紅白での卒業宣言は前代未聞。メンバーには知らせず、秋元氏からはNHKのプロデューサーの許可を取ることを勧められており、紅白での発表は極秘裏に進められていた。卒業後の進路は明言していないが、女優志望だけに前田と同じ道を進むと思われる大島。1日は、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われる元日公演に出演する。
■綾瀬はるかNG連発(第64回 2013年)

 紅組司会の綾瀬はるかが、感動の涙&癒やしの笑いで大車輪の活躍だ。
 自身がプレゼンターを務めた特別企画ではNHK東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を熱唱。前日の歌唱リハでは緊張で泣いてしまったが、本番では思いがあふれて大粒の涙を流した。
 主演大河ドラマ「八重の桜」の舞台である福島県や東北の被災者にメッセージを送りながら、涙で言葉は続かず。会場から「がんばれ~」の声援がいくつも飛んだ。歌唱では涙を流しながらも、しっかりと前を見据え最後まで美しい声を響かせた。一緒に合唱した所属事務所の先輩、和田アキ子、人気デュオのゆず、SMAPの木村拓哉も笑顔で拍手を送った。
 一方、進行ではオープニングからお茶目なNGを連発。トップバッターの浜崎あゆみの曲紹介では緊張しすぎてセリフをド忘れしたのか、「はい、はい」と言葉が続かない場面もあった。言葉をかんでも本人は「気を取り直して!」と綾瀬スマイル全開。期待通りのハプニングで笑いを誘った。
■欅坂3人過呼吸で倒れた(第68回 2017年)

 欅坂46の鈴本美愉が総合司会の内村光良と「不協和音」をコラボした際、最後の決めポーズで後ろによろけた。
 逆三角形状のフォーメーションになり、内村が「みなさんも夢を歌いましょう!」と叫び、全員で決めポーズをとったときだった。左側中段の列にいた鈴本が倒れるようにあおむけになった。
 激しいダンスの途中、センターの平手友梨奈もふらつき、歌唱後、メンバーに両脇を抱えられて退場した。
 “憑依型”パフォーマンスが持ち味の欅坂の楽曲の中でも同曲は激しい動きなど難易度が高く、曲の世界観に入り込んだ平手が体力を消耗することもあった。この日、欅坂はこのコラボのわずか30分前にも同曲を披露していた。
 NHK広報部によると、鈴本、平手、志田愛佳の3人が過呼吸になり、「現場で待機していた看護師の手当てにより、3人とも回復に向かっています」と説明。レコード会社関係者も報道陣に「紅白にかける思いが強すぎて、このような症状になった」と話した。
■胸騒ぎの腰つき♪(第69回 2018年)

 「第69回NHK紅白歌合戦」が31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、サザンオールスターズが最終歌唱者として35年ぶりに紅白の会場に登場。「希望の轍」と「勝手にシンドバッド」を歌唱し、桑田佳祐は歌手の松任谷由実にキスされ、センセーショナルな“胸騒ぎの腰つき”で乱舞。さらに北島三郎にマイクを向けるなど大暴れだった。サザン祭りで盛り上げた平成最後の紅白は白組が圧勝。通算成績は38勝31敗となった。
 年越しまであと20分。デビュー40周年の節目を迎えた国民的バンドが、笑い満載のステージで平成の集大成を表現した。
 大トリを務めた白組の嵐の後、サザンは特別枠で登場。代表曲「希望の轍」とデビュー曲「勝手にシンドバッド」の2曲を歌い、「勝手に-」では出場歌手がステージに集結する中、桑田はサビの♪今 何時?で、北島の前にひざまずいてマイクを差し出し「サブちゃ~ん!」と絶叫するや、大御所とガッチリ握手して沸かせた。
 その時点で会場のボルテージはMAXに見えたが、想定外の“共演”で観客は大熱狂。ノリノリの桑田に感動したユーミンがほおにキッス。桑田も興奮し、「ララララララ、ユーミンさん」とメロディーにのせて歌い、松任谷も「ララララララ、桑田くん」と返すなどアツアツだった。さらに2人で体を密着させ、♪胸騒ぎの腰つき…と歌いながら断続的に腰を振るなどNHKらしくない?センセーショナルなパフォーマンスを展開。歴史的コラボに出演者も驚き、会場は大歓声に包まれた。
 最後は総合司会を務めるウッチャンナンチャン・内村光良、白組司会の嵐・櫻井翔、紅組司会初挑戦の女優、広瀬すずらに「ユーミン、ウッチャン、ありがと」「翔さん、ライブ行くから」「すずちゃん、最高」「サブちゃん、さすが」とねぎらいの言葉をかけ、桑田はステージに倒れ込んで幕引き。
 ジャンルもレコード会社の垣根も越えて一体となった大団円に、内村は「何が何だか分からない。カオスだよ」と興奮。桑田は「夢の中にいるようです。ユーミンさんとサブちゃんとご一緒なんて最高です」と感無量の表情を見せた。
 今春から同6月にかけてドーム&アリーナツアーを展開するサザン。40周年を迎えてもなお、パワー全開の大御所バンドが平成ラストの大舞台を盛大に歌い締めた。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 紅白歌合戦ハプニング史 70年の歴史彩った“珍事件”