国民的グループ、嵐が31日、活動休止前最後の1日を迎える。連載の最終回は、休止を電撃発表した昨年1月27日からの705日に迫った。恩師、ジャニー喜多川さん(享年87)との別れを乗り越え、アジア弾丸プロモーションや20周年ツアーを完走。今年はコロナ禍で大幅に活動予定の変更を余儀なくされたが、国立競技場での配信ライブなど、やれることは全てやった。あと1日、笑顔の再会を誓って全力で駆け抜ける!
2019年1月27日午後5時、列島に衝撃が走った。ジャニーズ事務所から発表された書面には「嵐、活動休止」の文字が躍る。3時間後の午後8時、東京・赤坂の同事務所で緊急会見に臨んだ5人の表情は晴れやかだった。質問のNG事項は一切なし。予定の1時間を15分オーバーして、報道陣からの問いに真摯に答えた。
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「この世界を一度離れて、今まで見られなかった景色を見てみたい。自由な生活をしてみたい」。大野智(40)の秘めた思いがきっかけだった。リーダーは芸能界引退を覚悟してメンバーに打ち明けたが、櫻井翔(38)、相葉雅紀(38)、二宮和也(37)、松本潤(37)は「5人でなきゃ嵐じゃない」とグループ活動の休止を決めた。
人気絶頂期の決断に、「無責任じゃないか?」と厳しい質問が飛んだ。いつも冷静な櫻井が一瞬顔色を変え、「2年近くかけて感謝の思いを伝える期間を設定したのは、われわれの誠意。これからの言葉やパフォーマンスを見てもらい、無責任かどうかを判断してもらいたい」と言い切った。
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