ワクチンの使用の是非は各国がそれぞれ決定するが、自前で臨床試験や審査ができない発展途上国などはWHOの判断を参考にすることが多い。今回のWHOの承認を受け、世界各地で接種が進むとみられる。
WHOのシマオ事務局長補は「世界各地で(医療従事者や高齢者ら)優先的に接種しなければならない人々に十分な量のワクチンが供給されるよう、世界中が、より努力しなければならない」と強調。資金や開発力がある一部の国がワクチンを独占するのではなく、幅広く行き渡るよう各国に協力を求めた。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
発展途上国へのワクチン普及を進める国際組織「Gaviワクチンアライアンス」も調達の際にWHOの判断を参考にする。WHOは英アストラゼネカ製のワクチンなども審査を進めている。(共同)