同所での新春公演は3年ぶり。「お年賀 口上」では、お正月らしく華やかな打掛を用意し、自ら4枚を羽織って魅せると場内から感嘆のため息がもれた。
過去にほとんど上演されておらず、玉三郎も初役の「賤の小田巻」、美しい情景を描く「傾城雪吉原」を披露。舞踊公演では珍しくカーテンコールも起きた。
「今年は少しでも皆さまにとって心地のいい1年になりますことをお祈りするばかりでございます。こうしてお目にかかれないほど苦しい人生を送ってらっしゃる方がいると思えば、ぬか喜びはできません」
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コロナ禍の感染防止対策で1席ずつ空けての舞台。「まだまだこれから助け合っていかなければならない1年、2年になる。しかし、この2題の舞踊の中だけは現実をお忘れいただき、幕が閉まりましたら、また精いっぱい生きていきたい」と話した。