海老蔵の東京での長期歌舞伎公演はコロナ禍の影響もあり約1年ぶり。海老蔵一家が一堂に会す舞台だけに、感染拡大防止のため通常の半数(708席)で売られたチケットは早々と完売した。
海老蔵の母、堀越希実子さんや、十二代目市川團十郎の妹で海老蔵の叔母の日本舞踊家、初代市川壽紅(71)が見守る中、舞踊「藤娘」では、ぼたんが体力や高度な技術が必要とされる藤の精をかれんに舞い、観客の視線をくぎ付けに。
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続けて、舞踊劇「橋弁慶」の五條橋のセットに転換されると、牛若丸に扮した勸玄と弁慶役の海老蔵が登場。コロナ禍で親子襲名が延期になった2人は、同作を将来の「勧進帳」への布石と位置付け、父子ならではの息の合った立ち回りを披露した。
昼公演直後、海老蔵はブログを更新。牛若丸姿の勸玄の写真を添えて「バタバタ父、役者として 父として 師匠としてバタバタ」と一家で迎えた舞台初日のようすをユニークにつづった。
公演は17日まで。千秋楽は有料配信される。