NHKが原爆ツイート削除 広島、一部投稿が「差別」

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NHKが原爆ツイート削除 広島、一部投稿が「差別」
 NHK広島放送局が原爆被害を伝えるために運用していたツイッターのアカウントを昨年末に削除していたことが4日、同局への取材で分かった。朝鮮人を巡る投稿が差別をあおっていると批判されたアカウントだった。
 同局広報担当者は「当初から企画終了に合わせ閉鎖は決まっていた」と述べ、批判を受けての削除ではないとした。識者からは「説明もなく削除するのは、公共放送として責任を果たしていない」との声も出ている。
 ツイッターは「もし75年前にSNSがあったら」という設定で昨年3月に始まった。1945年8月20日の出来事として投稿した「朝鮮人だ!」「乗客を窓から放り投げた」などの内容が差別扇動だとして市民や被爆者から抗議を受けた。

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 同局は昨年12月31日付でツイッターのアカウントと、投稿を転載していたホームページ(HP)を削除。45年8月1~15日分に当たるツイートと一部記事だけを新たに同局の「核・平和特集」のブログに転載した。批判を受けたツイートはなくなった。
 インターネットに詳しいジャーナリストの津田大介氏は「削除されると検証ができなくなり、問題の投稿も無かったことになってしまう」と問題視。「アカウントを残して経緯を説明するのが望ましい。削除するとしても、局のHPで総括し、説明を尽くすべきだ」と述べた。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) NHKが原爆ツイート削除 広島、一部投稿が「差別」