東京都の小池百合子知事は８日の定例記者会見で、都内の新型コロナウイルスの感染状況について「これまでと異なるステージに入った。違う局面だと認識してほしい」として外出自粛の徹底を改めて強く都民に要請し、９日からの３連休は「ステイホームでお願いしたい」と述べた。
都内は８日から埼玉、千葉、神奈川の３県と共に新型コロナ特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象期間に入った。小池氏は感染者数の減少目標について、７日に西村康稔経済再生担当相が国会で宣言解除の目安とした１日当たり５００人を挙げ「念頭に置いて目指していきたい」とした。
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人の流れや接触機会を抑えるため「今回の緊急事態宣言の肝はテレワークをどこまで徹底できるかだ」と強調。都内の事業者に時差出勤などと併せて出勤者の７割削減を求め、鉄道利用状況のデータなども積極的に分析する考えを示した。
感染拡大の悪化が続く中、今夏の東京五輪・パラリンピックの開催に関しては、国や大会組織委員会、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）などと連携しているとした上で「都は開催都市として、粛々と準備を進めていく」と語った。