静岡県立大(静岡市)で日本近代文学を教える細川光洋教授の講義の一環で開催。受講生らから事前に短歌を募り、参加者は良いと思った短歌に投票した。
常にマスクを着ける生活を描いた「コーヒーが運ばれてきてやっと知る君の口元にさされた紅を」といったコロナ禍ならではの40首が集まった。
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マスクを忘れて外出した状況を表現した「しまったな外出る権利をおいてきた背中に刺さる周りの視線」が最も投票を集めた。作者で県立大1年の杉山遼河さん(18)が「今しか通じない歌を作りたかった」と思いを語った。
講師として参加した歌人の染野太朗さん(43)は「コロナ禍では全員が当事者ということもあって、共感を呼ぶ良い歌が多かった」と評価した。