強い冬型の気圧配置が続き、9日も日本海側を中心に記録的大雪となり、山形県大蔵村で積雪が280センチに達した。新幹線の運行が乱れ、車の立ち往生も発生した。今後も10日にかけて大雪の恐れがあり、気象庁は積雪や路面凍結による交通障害に警戒を呼び掛けた。
この日、秋田県や富山県などで車の立ち往生が続出したほか、秋田市では秋田中央交通が事故を警戒して路線バスを終日運休にした。富山県では除雪中の死亡・負傷事故が相次いだ。
東北新幹線は雪が原因とみられるポイント故障で一時運転を見合わせ、北海道、秋田、山形の各新幹線も遅れなどの影響が出た。北陸新幹線は除雪の影響で夕方から運休などが相次ぎ、山陽新幹線は雪を警戒して速度を落として運転した。
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気象庁によると、9日までの24時間に降った雪の量は新潟県上越市で1メートルを超え、富山市でも57センチ、山形県酒田市で45センチに達し、それぞれ観測史上1位の値を更新した。秋田市は35センチで、過去1位の記録と並んだ。積雪は富山市で120センチに達し、1986年2月以来35年ぶりに1メートルを突破。九州でも積雪があった。