トランプ氏、発信基盤失う　ＳＮＳ各社が投稿凍結

　トランプ米大統領の支持者による議事堂占拠を受け、交流サイト（ＳＮＳ）を運営する米ＩＴ各社が相次いでトランプ氏のアカウント凍結に踏み切った。トランプ氏は情報発信の基盤を失い、政治的な打撃も大きい。そのため、言論の自由を脅かすと批判し、インターネットを活用した独自の発信手段を構築する構えを見せている。
　ツイッターは８日、暴力をさらに扇動するリスクがあるとして、トランプ氏のアカウントを永久に凍結すると発表。フェイスブック（ＦＢ）も無期限でＦＢと傘下のインスタグラムのアカウントを凍結している。

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　ロイター通信によると、アマゾン・コム傘下の動画配信サイト「ツイッチ」もトランプ氏のチャンネルを停止し「扇動的な発言」（広報担当）を問題視。スナップ運営のスナップチャットもアカウントを凍結した。
　グーグルは８日、暴力を扇動しようとする投稿が続いているとして、同社のアプリ市場で、トランプ氏の支持者らが使用するＳＮＳアプリ「パーラー」の配信を停止。米メディアは、アップルがパーラー側に運営の改善を要求したと伝えた。（共同）