落語家の立川志らく(57)が12日放送のTBS系「グッとラック!」(月~金曜前8・0)に出演し、東京都の杉並区の成人式に怒りをあわらにした。
同番組は11日に行われた成人式の様子を報じた。新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、式典をオンラインに切り替えたり、中止や延期をしたりする自治体も多いが、緊急事態宣言が発令されている杉並区は予定どおり、「成人祝賀のつどい」を開いた。杉並区長は式辞で「私はあなたたちを信頼したい」「酒盛りは控えて」と述べていた。
しかし、一部の新成人が式典の途中で抜け出し、会場の外で酒瓶を回し飲みする姿が映し出されると、志らくは、以前の自身の言葉を持ち出し「『みんなが本当に騒がず、おとなしく帰ったら、私はカメラに向かって謝罪をする』とまで言いましたけど。大半の人はちゃんと守って、おとなしく帰ったけど、一部のこういうバカがいて。いくらこういう連中には、時がたてばわかるのかもしれないけど、今はバカだから何を言ったってわかるわけがない」とあきれた様子。
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成人式を開催した杉並区長に対しても「区長の一番良くないところは、新成人を『信頼』したこと。一見、ものすごい美しい言葉に聞こえるんですよ。それは平時ならいいけど、今は有事で大変な状況の中で、危機管理能力がなさすぎます」とキッパリ。
続けて「最悪の状況を想定して、トップは物事を進めていかなければいけない。一部の若者が大騒ぎをして、そこから感染が広がる可能性がある。杉並区長だけでなく国のトップもそうじゃないですか。最悪を想定して物事を進めていないから、こういうことになっているわけで。結局、飲みに行っている若者たちは感染を広げて、人が亡くなってしまう可能性があるという想像力が欠落している。怒鳴りつけてでも、大人たちが教えていかなきゃいけない大人になると、責任が生ずるんだということを」と強い口調で訴えかけた。