武田総務相「紛らわしい」　ＫＤＤＩ新料金プラン批判

　武田良太総務相は１５日の閣議後記者会見で、ＫＤＤＩ（ａｕ）が携帯電話の新ブランド「ｐｏｖｏ（ポヴォ）」を「最安値」と表現したとして「紛らわしい」と批判した。ＮＴＴドコモとソフトバンクが無料としている５分以内の通話かけ放題を利用した場合、両社と同額になるためで「全て同じ条件のように思わせるようなやり方は非常に残念だ」と述べた。
　ポヴォはデータ容量２０ギガバイトで月額２４８０円（税別）。ドコモやソフトバンクより５００円安いが、５分以内の通話かけ放題はオプションで、使うと追加で５００円かかり同料金になる。武田氏は「あらかじめ分かりやすいシステムを示し、無用なトラブルが起こらないような状況をつくり上げていただきたい」とも指摘した。

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　ＫＤＤＩの高橋誠社長は１３日の発表会で、２０代以下の同社顧客のうち月間の通話時間１０分未満が６割以上を占めるとし「シンプルで安い料金でご利用いただける。大手３社の中で最安値を目指した」と説明した。