米インターネット通販大手アマゾン・コムと大手出版社5社が共謀し、電子書籍の価格をつり上げたとして、米法律事務所が15日までに、独占禁止法(反トラスト法)違反で、ニューヨークの連邦地裁に集団訴訟を起こした。損害賠償などを求めている。
訴状によると、アマゾンの電子書籍の市場シェアは約90%に上る。2015年に大手出版社と価格を固定する契約を結んだ。この契約の結果、電子書籍の価格は最大30%上がり、ほかの業者で販売している電子書籍の価格も上がった。
この法律事務所は11年に米アップルと大手出版社に対して同様の訴訟を起こした。アップルは4億ドル(約415億円)、出版社側も和解金を支払うことで決着したという。
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ロイター通信によると、アマゾンの電子書籍事業を巡り、米東部コネティカット州の司法当局が、反競争的な行為があった疑いがあるとして調査を進めている。(共同)