中国石家荘、都市封鎖延長　３０００人収容の緊急施設も

　新型コロナウイルス感染症の流行で都市を封鎖している中国河北省の石家荘市は１６日、封鎖を１９日まで延長すると発表した。３０００人収容の隔離施設を突貫工事で建設するなど、感染抑え込みへの対策を急いでいる。
　封鎖は１６日ごろまでに解除予定だったが、１５日に新たに９４人の感染が判明し流行は収まっていない。全市民１０００万人余りを対象にしたＰＣＲ検査を１月に入り２回実施。感染者が多い一部地域では、取りこぼしのないよう既に５巡目の検査も開始した。
　濃厚接触者を全て隔離するため、市内では１３日に集中隔離施設の建設が始まった。１週間の工期で広さ１８平方メートルの１人部屋を３千室整備する。国営テレビなどは、多数のクレーンが工事を続ける様子を繰り返し伝えた。

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　石家荘市は年明けから感染者が増加。首都北京に近いこともあり政府は警戒を強めている。（共同）