◆温かく見守ってくれた
キャストの皆さんは本当に優しくて温かい方ばかりでした。それに、お芝居になると、何でそんなに引き出しがあるのっていうくらい、たくさんの引き出しを持った方ばかりなので、共演させていただいて勉強になったし、楽しかったですね。
どの方も何かアドバイスをしてくださるというよりは間近で演技を見せてくれるという感じで、私ができるまで温かく見守ってくださいました。
編集長役の室井滋さんは、私が演じた雑誌編集者を目指す波美ちゃんが一番お仕事で関わる役どころで、そばで役とともに変わっていく姿を見てくれていました。
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もともと室井さんのお芝居が大好きだったんですけど、実際に共演させていただいたら、自分の想像のはるか上をいく存在感で、役になりきった姿は本当にすごかった。
終わった後も声をかけてくださったり、一緒に対談させていただいたり、かわいがってくださったのでありがたかったです。
石黒賢さんが演じた波美ちゃんのお父さんは、思い立ったらすぐ行動しちゃうような人なんですが、すごく情が深くて、私を見る目や視線が温かい。
お母さん役の羽田美智子さんも本当に穏やかで「大丈夫、大丈夫」って見守ってくれました。両親はお遍路宿を経営しているという設定で、フランクでありつつ、思いやりのある夫婦で、実際のお二人もそうでしたね。
◆自らの経験から役作り
波美ちゃんは結婚して出産もしますが、私に経験がなくても特に苦労はしませんでした。私はきょうだいが多くて、よく年の離れた妹や弟の世話をしていたんです。お母さんが子育てをするのを間近で見てきましたし、私は赤ちゃんの扱い方が上手なんですよ。子育てに慣れていたので、不安はありませんでした。
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