日英、２月に閣僚協議へ　中国にらみ安全保障強化

　日英両政府は、２月に外務・防衛閣僚協議（２プラス２）をテレビ電話方式で開催する方向で調整に入った。東・南シナ海での中国の軍事的影響力拡大を踏まえ、安全保障面での結束を強める必要があると判断した。最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を中核とする英空母打撃群の東シナ海を含む西太平洋への派遣実現に向けた協力を申し合わせる方針だ。関係者が１８日、明らかにした。
　中国は昨年成立させた香港国家安全維持法により香港民主派への弾圧を強め、旧宗主国の英国は人権侵害だと反発し、英中関係は悪化している。２プラス２では香港の人権問題に関し、日英間の認識をすり合わせられるかも焦点になる。

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　安保面では、海洋での中国の一方的な現状変更の試みに対する懸念を共有し、自由で開かれた海洋秩序を維持する重要性を国際社会に訴えていく方向。中国への具体的な抑止力として、日本側は、英空母打撃群の西太平洋への派遣方針を歓迎するとみられる。（共同）