韓国のソウル高裁は18日、朴槿恵前大統領(68)に対する贈賄罪などに問われたサムスングループ経営トップのサムスン電子副会長、李在鎔被告(52)の差し戻し控訴審で、懲役2年6月(求刑懲役9年)の実刑判決を言い渡した。李被告は法廷で拘束された。
李被告は一審で懲役5年の実刑判決を受けたが、二審では執行猶予が付き釈放された。しかし、最高裁は二審よりも賄賂額を多く認定すべきだとして審理を高裁に差し戻していた。サムスンは韓国最大の企業グループ。李被告の収監で、グループの経営や韓国経済に影響が及ぶとの懸念が出そうだ。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
収賄側の朴前大統領に対しては、最高裁が14日、懲役20年などの実刑判決を確定させた。(共同)