その他の写真(1/3枚)
岡山市は19日、岡山城の天守閣や国指定重要文化財の「月見櫓」などで、硬い物でひっかいたような傷が計30カ所見つかったと発表した。市から被害届の提出を受けた岡山中央署が、文化財保護法違反などの容疑を視野に捜査する。昨年末から今月にかけて松山城(松山市)や高知城(高知市)でもひっかき傷が見つかっている。
市などによると、18日午前11時ごろ、清掃業者が天守閣内でガラス製のショーケースに傷があるのを発見。天守閣の地下1階から地上6階の木製の壁や柱、窓枠などに23カ所の傷を確認した。最長で1メートル程度の直線状や、5本線のものなどがあった。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
また城郭内にある月見櫓で、しっくい塗りの外壁や木戸枠に傷が見つかったほか、二つの門でも傷が確認された。天守閣は鉄筋コンクリート造りで、1966年に再建された。月見櫓は1600年代に建造されたとされる。