奥野容疑者は事件後の昨年9月、取材に「健康上の理由で長時間マスクをするのが難しい」と話していた。府警は、マスクをすることもある奥野容疑者が事件当日、客室乗務員から再三求められても着用を拒み、トラブルに至った経緯について詳しく調べる。
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捜査関係者によると、府警はピーチ社から相談を受けた昨年秋以降、乗客や乗員から事情を聴くなどの捜査を続けていたところ、奥野容疑者が出掛けた際にマスクを着けていたとの情報をつかみ、裏付けた。
奥野容疑者は今月19日、自宅で逮捕された際「事実は違います」と述べ、茨城県から大阪府まで移送される際にも捜査員からマスク着用を促されたが、応じなかった。
逮捕容疑は昨年9月7日、釧路発関西行きの機内で、女性の客室乗務員の左腕をつかんでねじる暴行を加えて捻挫を負わせ、乗務員らを大声で威圧して航空機を遅延させるなど、ピーチ社の業務を妨害した疑い。