調査は昨年9月から10月に実施し約170人が回答した。84・9%が仕事をする上で「安全に関し不安に思った」と答えた。具体的内容(複数回答)は「労働時間」64・6%、「危険な作業」58・5%が多かったほか、40・1%が「ハラスメント」を挙げた。
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91%が寝不足で仕事に影響が出たと答え、公演など仕事中の平均睡眠時間は「4時間以下」が15・7%、「4~6時間」が63・9%と、短い睡眠が8割近くを占めた。寝不足から事故やけがに遭った人は9・6%いた。
国は俳優を含むフリーランスを保護する政策を進めている。芸能関係者のメンタルヘルスに詳しい精神科医の木村好珠さんは「極度の睡眠不足で(死にたいと願う)希死念慮の割合が非常に高い。周囲からの視線、評価で強いプレッシャーを受けているが、俳優らは個人事業主のため守られにくい立場にいる」と指摘。「有名人でも休むことに不安があり、仕事を断りにくい。メンタルヘルス対策を講じる必要がある」と話す。