教え子失った尾木直樹さん「ようやく一歩踏み出せる」　スキーバス転落事故に

　長野県軽井沢町のスキーバス転落事故でゼミの学生４人を亡くした法政大名誉教授の尾木直樹さん（７４）は２１日、バスを運行していた会社の社長らの在宅起訴に「明日からようやく一歩踏み出せるような感じがする」などと心境をつづった文書を公表した。
　尾木さんは「事故で貸し切りバスの運行における問題が明らかになった。司法の場で責任が問われることを強く求める」とした上で「５年という年月が過ぎても悲しみは癒えず、彼らの輝く笑顔を思い出すたびに悔しい気持ちが募る」と教え子たちに思いを寄せた。

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