米州兵２００人が陽性　バイデン米大統領就任式警備、駐車場で休憩

　バイデン米大統領就任式の警備のため、全米各地から派遣された州兵２００人近くが新型コロナウイルスに感染した。州兵らが駐車場で密集して休憩を取らされ、感染拡大したのではないかとして問題視する声も上がっている。ウォールストリート・ジャーナル紙電子版が２２日、報じた。
　１月６日の連邦議会議事堂襲撃を受け、２０日に就任式が開かれた首都ワシントン中心部には２万人以上の州兵が投入され、厳戒態勢が敷かれた。密集して警備に当たり、マスクをしていない兵士もいた。
　複数の連邦議員らは、兵士らが建物内ではなく、駐車場で休憩を取らされていたとツイッターに投稿。議員らの要請で、兵士らは建物内での休憩が許されたという。軍関係者は「兵士らが密集していたため、コロナ対策が維持できなかった恐れがある」と述べた。

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　兵士らが駐車場で休まされた理由は分かっていない。２２日にはバイデン氏のジル夫人が突然議事堂を訪れ、州兵らに謝意を述べた。（共同）