「撮り鉄」少年を家裁送致　小田急、線路に侵入疑い

　引退した小田急電鉄の特急「ロマンスカー」２００００形（ＲＳＥ）の車両を撮影するため、線路に立ち入ったとして、神奈川県警相模原南署は２５日、鉄道営業法違反の疑いで、神奈川県の男子高校生を家裁送致した。捜査関係者への取材で分かった。
　ＲＳＥは２０１２年に引退。小田急線海老名駅の隣接地に４月開業予定の「ロマンスカーミュージアム」に展示するため、移送中だった。
　捜査関係者によると、送致容疑は昨年１０月２５日未明、小田急線相模大野駅（相模原市）付近で線路など鉄道敷地内に侵入した疑い。「ＳＮＳ（会員制交流サイト）で知り合った仲間と一緒に撮影に行った」と容疑を認めている。

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　高校生は６、７人の仲間と共にフェンスを乗り越え、侵入。撮影後に逃走した。現場に残された私物から高校生が浮上。署は他の人物についても引き続き捜査している。
　小田急電鉄によると、座間駅や沿線の踏切でも同じ日に鉄道ファンらが敷地内に侵入する騒ぎが発生。昨年、県警に被害届を提出していた。